セリエAのリーグ戦を続けるための3つの理由 スクデット(セリエA優勝)の行方は決まっても、チャンピオンズリーグ(CL)とUEFAカップの出場権、およびセリエA残留の行方はまだ決していない。これがリーグ戦を引き続き楽める3つの理由だ。
ロベルト・マンチーニ率いるインテルは、5試合を残してリーグ優勝を決めた。これは、1947−48シーズンと1955−56シーズンに続いて史上3度目。ファンにとっては、まるで5つの週末が無意味なものになってしまうかのようだが、ご馳走はまだ残されている。
●CL
インテルの1位は決定。2位の可能性があるのは、ローマ、ラツィオ、ミランだが、ローマがダービーマッチで良い結果を出しさえすれば、事実上決着がつく。残り5試合で最大15ポイントの獲得が可能な状況で、ローマ(勝ち点68)とラツィオの差は11ポイント。ミランとの差は12ポイントもある。この差は、あまりにも大きい。
4位と5位の差に関しても、ほぼ同様である。よほどのことがない限り、CL出場権の争いは決したとも言える。インテルとローマは本大会のグループリーグへ。ラツィオとミランは予備戦へ。ミランは5位のエンポリを6ポイント引き離しており、安心できる差と言っていいだろう。勝ち点49のパレルモは、垂直降下の真っ最中だ。
●UEFAカップ
コッパ・イタリアの決勝が3年連続でローマとインテルの対戦となったため、リーグ戦の5位から7位までがUEFAカップの出場圏内となる。ここでもある程度勝負の行方は見えている。7位のフィオレンティーナは勝ち点47で、好不調の波があるウディネーゼとは4ポイント差。アタランタとサンプドリアには5ポイント差を付けている。これらのチームに出場枠を譲るのは、急降下中のパレルモかもしれない。現在パレルモは、勝ち点49でウディネーゼと6ポイント差。
●残留争い
最後まで激しい争いが続くと予想されるのはここだ。勝ち点20(降格圏内から12ポイント差、ただし1試合未消化)で最下位のアスコリ、そして勝ち点24(8ポイント差)で19位のメッシーナは、ほぼ降格が確実視されている。とはいえ、残りの1枠を避けるための争いは、5ポイント差の中に8チームがひしめいている状況。現時点での予想は不可能と言っていいだろう。レッジーナは11ポイントの減点処分がなければ、とっくに残留が決まっていたのだが、現在は勝ち点31で18位。その上には、1ポイント差でパルマとキエーボが位置している。レッジーナはアウエーゲームを3試合残しており、そのうち最初の2試合はアスコリとサンプドリア。ホームでの2試合は、キエーボ戦と最終節のミラン戦。逆転は不可能ではない。
ちょうどパルマがその好例だ。クラウディオ・ラニエリ率いるパルマは、最近5試合で10ポイントを獲得。ホームでフィオレンティーナを、アウエーのバルベーラでパレルモを破った。最近7試合では13ポイントを稼いでおり、サンシーロでのインテル戦以外には負けていない。パルマ残留のかぎを握るのは、これからの3試合、特にベンテゴーディでのキエーボとのアウエーゲーム、そしてホームでのメッシーナ戦だろう。最終節のエンポリ戦については、特に問題なく勝利を収められるかもしれない。
一方、恐怖に震えているのはデルネーリ。彼の率いるキエーボが、下位の中では好プレーを見せているチームの一つであることは確かだが、勝ち点は32ポイント止まりで、今後の日程も厳しい。フィレンツェとレッジョ・カラブリアでのアウエーゲームを残しているほか、第35節ではホームにパルマを迎える。厳しい道のりになりそうだ。
カターニアも苦戦が予想される。パスクワーレ・マリーノのチームは、後半戦を通してわずか4ポイントしか獲得できておらず、4引き分け以外は全敗。現時点では勝ち点33でトリノと並んでいるものの、未消化のアスコリ戦を残している。このアスコリ戦に勝てれば、カターニアの残留は目前だろう。そうでなければ、注意が必要だ。2年前、パルマとのプレーオフの末に降格したボローニャも、リーグ前半戦はUEFAカップ出場圏を争っていた。
カターニアは、ウディネーゼ、エンポリ、ミラン、キエーボとの試合を残しており、決して楽な日程ではない。トリノも安心はしていられない状況だが、ホームゲームを3試合残しているのが強みだ。カリアリは2試合前から勝ち点34で止まっており、パルマとのアウエーゲームやウディネーゼ、フィオレンティーナ、ローマとの対戦が残っている。勝ち点36のリボルノはともかく、シエナ(勝ち点34)も安泰とは言えない。
●得点ランキング
多少の不確定要素は残る。フランチェスコ・トッティが21ゴールで首位に立っているものの、座骨神経痛に悩まされており、クリスティアーノ・ルカレッリが好調を取り戻したため、落ち着いてはいられないだろう。18ゴールのルカレッリに続くのは、17ゴールのビアンキと16ゴールのルーカ・トーニ。ズラタン・イブラヒモビッチはすでに望みが消えたが(15ゴールを挙げるも、負傷のため今シーズンを終了)、同じ15ゴールのアドリアン・ムトゥとトンマーゾ・ロッキには、まだわずかに可能性が残されている。今シーズン最後の興奮をもたらしてくれるかもしれない。
スポナビより
どのチームのサポーターも楽しめるような作りになってます。
マジで!残留争いは、切実ですし。上位チームも収入面で替わる位置付けもありますしね。